△議案第1号から議案第32号まで上程、説明
○議長(
山田善一君) 日程第4、議案第1号「
地方独立行政法人大月市立中央病院への職員の引継ぎに関する
条例制定の件」から日程第35、議案第32号「
地方独立行政法人大月市立中央病院の
中期目標の変更の件」までを一括議題といたします。
石井市長から提案理由の説明を求めます。 (市長 石井由己雄君登壇)
◎市長(石井由己雄君) 平成31年第1回3月
大月市議会定例会の開会に当たりまして、本日提出いたしました案件につきまして、その概要をご説明申し上げますとともに、私の所信の一端を申し上げ、
議員各位並びに市民の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げる次第であります。 それでは、当面する諸課題を踏まえ、特に意を注いでおります
主要事業などにつきましてご説明申し上げます。 初めに、
財政健全化の推進についてであります。 本市の行財政を運営する中で、平成30年は大きな転換期を迎えた年でありました。 まず、昨年1月には、
市立中央病院の
経営健全化を図るため、これまでの
経営形態を見直し、
地方独立行政法人に移行する決断をいたしました。 この移行時には、大きな
財政負担が伴うため、本市の
財政計画と病院の
収支計画との調整が最大の課題となりました。 また、平成29年度決算に基づく
健全化判断比率等が昨年8月に確定し、本市では初めて
実質公債費比率が、
起債許可団体となる18%以上となったため、
早期是正措置を講ずるための
公債費負担適正化計画を作成することになりました。 これは、今までご説明してまいりましたとおり、大きな債務を背負っていた
土地開発公社の解散・清算を行うために、平成24年度及び25年度に合わせて約27億円を借り入れし、その
元金返済額の増加が、
実質公債費比率を押し上げたものであります。 しかしながら、平成25年に
土地開発公社の解散を決断し、その際に作成した
財政見通しでは、平成27年度から31年度までの5年間に、
実質公債費比率が18%を超える見込みでありましたが、
市債借入額の抑制や財源の確保に努めたことにより、
財政見通しを下回る結果となりました。 このような状況下において、平成31年度の
予算編成は、市税等の増収も見込めない中、
市立中央病院の
地方独立行政法人への移行に伴う財源を確保するため、
病院経費に重点配分すること、また
実質公債費比率18%以上を早期に脱却するため、
市債発行の抑制に努める改善策を講じることなどを掲げ、歳出の
一般財源を1割削減する
予算編成方針を打ち出しました。 その布石として、昨年は4月に、徹底した経費削減と適切な
予算執行による
財源確保を依頼する「予算の執行及び将来に向けた
財政健全化について」を全課に通知し、さらに6月から7月にかけて「財政に関する
職員研修」として、財政の現状と財政の健全化に向けての
取り組みを各課に説明し、全庁的に財政の厳しさを共有してきたところであります。 こうした背景を踏まえて、新年度当初予算は、
市単独事業の見直し、予備的な予算の削減、
基金繰入金の増額などにより、
地方独立行政法人となる
市立中央病院への負担額7億円余りを確保しながらも、平成30年度を初年度とした「第7次
総合計画」を推進するとともに、
社会保障費や上下水道の整備、子育てと教育の
環境整備、にぎわいのある
まちづくりなどに意を配し、さらに
学校ICT整備事業などの
新規事業も取り入れて
予算編成をいたしました。 このため、新年度は、次の年度に向けた対策も早期に取り組む必要があり、予算の執行に当たっても精査しながら、
財源確保に努めてまいりますので、
議員各位並びに市民の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。 次に、
市立中央病院の
地方独立行政法人への移行についてであります。 厳しい
経営状況が続く
市立中央病院におきましては、昨年1月に
経営形態を
地方独立行政法人へ移行することとし、移行に必要な議決案件を、その都度定例会に提案しながら、
病院職員との協議や認可申請に向けた山梨県との事前相談を重ねてまいりました。 移行日を本年4月1日としておりますので、今定例会には、
大月市立中央病院評価委員会で審議を経ました定款及び
中期目標の一部修正の案件とともに、
市立中央病院設置条例などの
廃止条例や一部改正が必要な条例を提案しております。 また、市民の皆様には、昨年11月に市内10カ所で開催いたしました「市長との対話」や、「広報おおつき」12月号から2月号までの
地方独立行政法人化についての特集などを通じまして、ご説明やお知らせを行っているところであります。 このような状況を踏まえまして、
市立中央病院は
地方独立行政法人に移行することとなりますが、これからも
市立病院として、良質な医療の提供により市民の皆様に信頼される病院を目指すことを基本理念に
病院運営を行うとともに、
収支計画に基づいた医業収益の増収と経費の削減を図り、
経営健全化に努めてまいります。 次に、
地方創生についてであります。 大月市人口問題・
地域活性化を考える
市民会議であります「大月み
らい協議会」では、昨年度中に同協議会として考える「大月の
ふるさと教育」に関する協議・検討を重ね、本年度は、その実践的な
取り組みとして、小中学校や
学童保育のほか、賛同を得ました関係者の皆様のご協力をいただきながら、4つの
チャレンジ事業を実施してまいりました。 今月の20日には、この2年間の検討・協議の内容や、
チャレンジ事業の成果と今後の提案について「大月み
らい協議会取り組み成果発表会」が開催されました。 み
らい協議会では、新年度以降も引き続いて「
ふるさと教育」に関する活動を行い、特に「夢を通じた大月の
人づくりに関する
取り組み」について検討を重ねてまいりますので、今後もこの
取り組み状況を市民の皆様に発信してまいります。 次に、先月28日に、
市民サービスの向上と地域の活性化を図ることを目的として、
日本郵便株式会社大月郵便局を初めといたします
市内郵便局と、
包括連携に関する協定を締結いたしました。 大月市と郵便局との間では、これまでも防災や地域の見守りなど、さまざまな分野における協力関係が築かれており、個別の協定を締結してまいりましたが、今回の
連携協定は、新たな分野における連携を推進するため、この協定を締結したものであります。 この協定により、安全・安心な暮らしの実現や
地域活性化など郵便局との連携をさらに強固なものとし、郵便局の知見やネットワークを活用した、新たな
地域活力の創出と
市民サービスの向上を図ってまいりたいと考えております。 次に、
大月市立地適正化計画の推進についてであります。 本計画に示す
まちづくりの推進に向けて、本年度から順次、計画を実行しているところであります。 まず、大月駅北側の
市道大月賑岡線拡幅の
進捗状況についてでありますが、本年度は
道路予備設計に着手し、
交通管理者及び
道路管理者である県の担当部署と国道139
号交差点、
駅北口広場交差点部分について協議を重ねており、本年度末の
道路線形の確定に向けて、現在、最終調整を行っているところであります。
道路線形が確定した後には、地権者や沿線住民の方々への説明会を開催する予定であります。 また、新年度には、
都市計画変更の手続及び
道路詳細設計にも着手する予定であり、
道路工事の早期着手に向けて努力をしてまいります。 大月駅
南北自由通路についてでありますが、
JR東日本に対し、
事業規模の検証と、
費用負担を抑えるための市の
基本方針案を示し、
JR東日本と課題事項を解決しながら、手法の決定を含めた
基本協定書の締結に向けて、引き続き協議を進めてまいります。 次に、大月駅北側大
規模空閑地における
民間開発事業につきましては、
子育て世代の居住を誘導し、また生活の利便性を高める
公共サービスや、消費拡大につながる
商業施設等の参入に向けて
取り組みやすいように市の方針を示し、
民間活力を誘導する体制を整えてまいりました。 市が、参画に興味持っている事業者と
土地所有者との仲介役となり、
開発事業への諸条件について調整を行い、
施設誘致に向けて引き続き交渉を進めてまいります。 次に、
先導的官民連携支援事業についてであります。 現在本市では、
立地適正化計画に示す大月駅周辺の再整備とあわせて、観光や福祉のほか、
行政サービス機能等を有する
複合施設の整備に関して、新たな
官民連携による
事業導入における
可能性調査を実施しております。 この調査では、
観光物産館、
子育て支援施設、
商業施設等を一体化させた
複合施設の整備の事業化とあわせて、庁舎機能の移転につきましても民間資金を活用した
事業手法の検討を行います。 本年度は、市場調査により、公共用地や未
利用地等の有効活用について、
民間事業者から広く意見、提案を求め、事業の参画の可能性について諸条件などを確認したところであり、このヒアリング結果をもとに
事業手法を検討し、新年度以降の対応に向けた基本構想を策定する予定であります。 次に、
ふるさと教育の推進についてであります。 本市では、
学校教育において
ふるさと教育を実践するため、
教育支援室を設置し、これまで市独自のさまざまな
取り組みを行っており、新年度も引き続き、本市に根差した
ふるさと教育に重点を置いた施策を展開してまいります。 主な
取り組みでありますが、
児童生徒のよりよい生活習慣と学習習慣の定着を目指すため、「
チャレンジ大月っ子」、基礎学力などの向上のため、
教員OBにより年間を通して実施しております「
大月っ子楽習サロン」や、夏休みの「
大月サマースクール」、そして
中学校生徒が職業について実際的な知識や技術、技能に触れることを通して学ぶ
職場体験事業の「
大月仕事塾」を実施してきたことにより、その成果があらわれ始めたところであります。 さらに、本年度は、
教員OBによる
授業支援も実施するなど、これらの
ふるさと教育の実践には、多くの
教員OBの皆様や地域の皆様にご協力をいただいており、改めて感謝を申し上げます。 また、来年3月には、不
登校児童生徒の
支援施設である県の
適応指導教室「都留こすもす教室」が閉鎖されますので、本市では、新年度から旧強瀬小学校にある「
教育支援センター」に支援員を配置し、県の
施設閉鎖の1年前からスムーズな移行ができるように、
民間教育支援施設であるフリースクールと連携しながら、
児童生徒の新しい居場所として活用することとしております。 今後も、本市の子供たちの健やかな成長のため、教職員、保護者、地域の皆様とともに、特色ある
ふるさと教育の推進に努力をしてまいります。 次に、
学校給食センターの一部民間委託についてであります。 本年4月から、
学校給食の調理及び配送業務を民間に委託して、
給食センターの運営を行うため、1月末には委託する業者も決定をいたしましたので、現在業務がスムーズに移行できるよう、準備を行っております。 今後も
学校給食の安心安全と質の確保に最大限努めてまいりますので、ご理解をお願いいたします。 次に、麻しん・
風しん予防接種助成事業についてであります。
麻疹ウイルスは感染力が非常に強く、妊娠中の感染は、肺炎を起こすなど重症化しやすいという報告あります。 また、妊娠早期の妊婦が
風疹ウイルスに感染いたしますと、胎児にも感染し、白内障や心疾患、聴力障害など、
先天性風疹症候群を持った子供が生まれる可能性があります。 これらを未然に防ぐには、妊娠する可能性のある女性やその配偶者などが事前に
予防接種を受けておくことが必要であるため、新年度から
接種費用の一部を市が助成することにより、麻疹・風疹の罹患や感染の防止を推進し、安心して妊娠、出産、子育てができるよう支援をしてまいります。 次に、昨年の夏から動き出した、大月・
上野原地区に古くから伝わる
桃太郎伝説の
日本遺産への
登録申請についてであります。 大月、上野原両市の代表で構成する「大月・
上野原桃太郎伝説日本遺産登録推進協議会」から、1月25日付で文化庁に
登録申請を行いました。「富士の渓流・桂川と甲州古道がつなぐ桃太郎 上野原・大月で活躍した桃太郎」というタイトルで、犬目、鳥沢といった、桃太郎につながる地名の紹介や、名勝猿橋、鬼の住む岩殿山などの文化財を織りまぜ、紹介するとともに、昭和初期の桃太郎の絵本に富士山が描かれていることなど、この地域に伝わる
桃太郎伝説をアピールしております。 特に最近は、大月の
桃太郎伝説が、メディアなどでも大きく取り上げられることが多くなりました。
日本遺産への登録には、全国からの応募があり、厳しい選考基準となっておりますが、登録に向けて両市の関係者だけでなく、多くの市民の皆様が桃太郎を盛り上げ、登録に向けての気運が高まっていることに、大きな期待を感じております。 引き続き、市民の皆様のご支援をお願いいたします。 次に、秀麗富嶽十二
景写真コンテストについてであります。 「富士の眺めが日本一美しい街 大月市」をPRする
写真コンテストを本年も開催し、今回で第26回を迎えることができました。 大月市出身で、世界的に有名な
山岳写真家である
白籏史朗先生を
審査委員長として、本年も多くのすばらしい作品がそろいました。 今回からは、従来の
フィルム部門に加え、
デジタルカメラ部門を創設し、より多くの愛好家の皆様に応募していただけるよう取り組んでまいりました。
フィルム部門には23名、141点が、
デジタル部門には28名、83点の作品が出展され、昨年に比べ約5割の増加となっております。 厳正な審査の結果、
フィルム部門の最優秀賞には大月市の高津秀俊さん、お伊勢山からの作品「夕雲迫る」が選ばれ、
デジタル部門の
白籏史朗賞には愛知県豊田市の中村亮太さんの、百蔵山からの作品「幻想の夜」が選ばれました。 どの写真も、大月からの富士山を魅力的に捉えたすばらしい作品となっており、年々出展者の技術が向上しているとの講評を、
白籏史朗先生からいただきました。 また、例年2月に行われてきた
受賞作品の展示会は、寒中を避け、ことしは4月に開催する予定としておりますので、ぜひ一度会場の市民会館2階の
市民ギャラリーに足を運んでいただければと思います。
受賞作品につきましては、この展示会のほか、
都内ホテルでの展示や
公共施設、民宿などでの展示を行い、幅広く多くの皆様に、大月からの富士の眺めのよさを堪能していただけるよう努めてまいります。 次に、
やまびこ支援学校の誘致についてであります。
やまびこ支援学校の
桂台地区移転に関しましては、
造成工事と敷地内のライフラインのつけかえ工事が完了したことから、山梨
県教育委員会により、昨年12月23日に
桂台地区説明会を開催いたしました。
県教育委員会から、地元の皆様に、
校舎建築工事に着手して、来年1月の供用開始に向けて事業を進めていくことが報告されました。 また、
桂台地区から要望のありました、
スクールバス乗降場所に配慮した横断歩道の移設に関し、
交通管理者である
大月警察署と協議の上で整備が完了したことや、
桂台地区への進入路である
市道小沢殿上線の
道路中心線に関しましても、
安全確保のための書きかえ工事を実施したところであります。 市といたしましても、一日も早い校舎の完成を望む児童、生徒、保護者のために、
県教育委員会と連携を密にして事業への協力を進めてまいります。 次に、
ブロック塀に関する
支援制度についてであります。 昨年6月18日に発生した、大阪北部を震源とする地震において、
ブロック塀の倒壊により重大な被害が発生いたしました。 このことから、市内での
ブロック塀等の倒壊による災害を未然に防ぐため、
ブロック塀などへの
安全点検及び
耐震改修と、撤去経費への補助制度を新年度から創設することといたしました。
安全点検につきましては、
原則木造個人住宅無料耐震診断とあわせて行う避難路に面した
ブロック塀等を対象とし、市が派遣する
耐震診断技術者が無料で実施いたします。
耐震改修、撤去につきましては、避難路に面した危険性の高い
ブロック塀などで高さが1メートル以上のものが対象となり、1敷地20万円を限度とする補助対象経費、もしくは撤去を行う
ブロック塀等の延長1メートルにつき1万5,000円を乗じた額の、いずれか少ない額の3分の2以内を助成することとしておりますので、
安全確保のご協力をお願いいたします。 以上、諸課題を踏まえ、
主要事業などにつきまして申し上げ、本市の
地域活性化を図ってまいりますので、
議員各位を初め、市民の皆様の絶大なるご理解、ご協力を賜りますようお願いを申し上げる次第であります。 続きまして、本日提出いたしました案件につきまして、その概要をご説明申し上げます。 今定例会に提出いたします案件は、条例案件が13件、予算案件が16件、その他の案件が3件の計32件であります。 初めに、条例案件について説明をさせていただきます。 まず、議案第1号「
地方独立行政法人大月市立中央病院への職員の引継ぎに関する
条例制定の件」についてであります。 これは、大月
市立中央病院の
地方独立行政法人への移行に伴い、中央
病院職員を法人に引き継ぐため、条例を制定するものであります。 次に、議案第2号「大月市
職員定数条例中改正の件」、議案第3号「
公益的法人等への大月市職員の派遣等に関する条例中改正の件」、議案第4号「大月市職員の定年等に関する条例中改正の件」及び議案第5号「大月市
特別会計設置条例中改正の件」についてであります。 これらは、
市立中央病院の法人への移行に伴い、同病院に係る規定を更正する必要があることから、所要の改正を行うものであります。 次に、議案第6号「大月市
職員給与条例中改正の件」についてであります。 これは、
市立中央病院の法人への移行に伴い、医療職員に関する諸手当等の改正及び各基準職務表等を整理する必要があることから、所要の改正を行うものであります。 次に、議案第7号「大月市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例中改正の件」についてであります。 これは、
市立中央病院の法人への移行に伴い、中央
病院運営委員会に関する規定を削る必要があること、また市内小中学校の学校眼科医及び学校耳鼻咽喉科医の報酬年額を健診対象学年の拡大により引き上げる必要があることから、所要の改正を行うものであります。 次に、議案第8号「
大月市長等の給与の減額に関する条例中改正の件」についてであります。 これは、厳しい財政状況の中、平成31年8月5日までの間、引き続き市長、副市長及び教育長の給料月額を20%減額するものであります。 次に、議案第9号「大月市
地方活力向上地域における
固定資産税の不均一課税に関する条例中改正の件」についてであります。 これは、地域再生法の一部改正に伴い、移転型事業について
固定資産税の3年間課税免除及び認定事業計画の認定期間延長による軽減対象期限の2年間延長をする必要があることから、所要の改正を行うものであります。 次に、議案第10号「
大月市立保育所条例中改正の件」についてであります。 これは、市立瀬戸保育所が入所児童数の減少により休止しておりましたが、再開の見込みがなく、地権者及び地域の同意も得られましたので、同保育所を廃止するため、所要の改正を行うものであります。 次に、議案第11号「大月市
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例中改正の件」についてであります。 これは、
学校教育法の改正により、放課後児童支援員の資格を有する者について、専門職大学の前期課程を修了した者を追加する必要があることから、所要の改正を行うものであります。 次に、議案第12号「大月市
病院事業の設置等に関する
条例廃止の件」及び議案第13号「
大月市立中央病院使用料等徴収条例等廃止の件」についてであります。 これらは、
市立中央病院の法人への移行に伴い、
病院事業に関する関係条例を廃止するものであります。 続きまして、平成31年度予算案についてご説明申し上げます。 まず、議案第14号「平成31年度大月市
一般会計予算」についてであります。 予算総額は110億6,900万円で、前年度予算に対しまして9,700万円の増額、率といたしまして0.9%の増加となっております。 主な歳入でありますが、市税は、償却資産などの減により
固定資産税が4,100万円余りの減額、市民税、軽自動車税及びたばこ税の増額を見込み、市税全体では2,200万円余り減額の45億3,700万円余りを計上いたしました。 地方交付税は、市税の減少などから、普通交付税を前年度と比べ5,000万円の増額とし、地方交付税全体で24億5,000万円を計上いたしました。 国庫支出金は、社会資本整備総合交付金や生活保護負担金などの減額により、前年度と比較し1億6,800万円余り減額の9億5,400万円余りであります。 市債は、前年度と比較し1億8,300万円余り減額の6億2,700万円余りであります。 次に、主な歳出でありますが、総務費は、ふるさと大月応援基金積立金や防災行政無線デジタル化経費などにより、前年度と比較し8,600万円余り増額の15億3,600万円余りであります。 民生費でありますが、国民健康保険特別会計、介護保険特別会計への繰出金や障害者自立支援事業費の減額などにより、前年度と比較し1億8,100万円余り減額の31億2,500万円余りであります。 衛生費でありますが、中央
病院運営費負担金や東部地域広域水道企業団への負担金、補助金の増額などにより、前年度と比較し3億1,400万円余り増額の17億8,500万円余りであります。 農林水産業費は、農村地域防災減災事業費の減額などにより、前年度と比較し1,300万円余り減額の1億2,600万円余りであります。 商工費は、観光振興協賛事業費の増額などにより、前年度と比較し300万円余り増額の7,000万円余りであります。 土木費でありますが、社会資本整備総合交付金事業や大月駅周辺基盤整備事業の減額などにより、前年度と比較し3億2,000万円余り減額の8億800万円余りであります。 消防費でありますが、はしご車維持経費や消防ポンプ自動車整備事業の増額などにより、前年度と比較し7,300万円余り増額の6億5,800万円余りとなっております。 教育費は、新たな
学校ICT整備事業や
教育支援センター運営経費の増額などにより、前年度と比較し3,200万円余り増額の10億1,300万円余りであります。 公債費でありますが、
市立中央病院の
地方独立行政法人化に伴い、病院企業債の元利償還金を引き継ぐことから、前年度と比較し1億300万円余り増額の17億9,200万円余りとなっております。 次に、議案第15号「大月市
大月短期大学特別会計予算」につきましては、短大運営経費など3億1,600万円余りを計上しております。 議案第16号「大月市
国民健康保険特別会計予算」につきましては、保険給付費など29億7,400万円余りを計上しております。 次に、議案第17号「大月市
簡易水道特別会計予算」につきましては、市営簡易水道の管理運営及び各地区の小規模水道等の滅菌管理費用など1億4,200万円余りを計上しております。 次に、議案第18号「大月市
下水道特別会計予算」につきましては、施設整備費及び維持管理経費など6億1,400万円余りを計上しております。 次に、議案第19号「大月市
介護保険特別会計予算」につきましては、保険給付費及び地域支援事業費など24億6,400万円余りを計上しております。 次に、議案第20号「大月市
介護サービス特別会計予算」につきましては、要支援者に対する介護予防経費など620万円余りを計上しております。 次に、議案第21号「大月市
後期高齢者医療特別会計予算」につきましては、後期高齢者医療広域連合納付金など6億7,700万円余りを計上しております。 以上、7つの特別会計の歳入につきましては、それぞれの事業に係る収入及び国県支出金、
一般会計からの繰入金などで賄っております。 続きまして、平成30年度補正予算案についてご説明申し上げます。 今回の補正予算は、年度末までの事業費の見込みによる精査、及びそれに伴う国県支出金などの調整などによりまして、
予算編成を行いました。 まず、議案第22号「大月市
一般会計補正予算(第7号)」につきましては、歳入歳出それぞれ1億5,300万円余りを増額し、予算総額を114億4,007万円余りとしたところであります。 歳出の主な内容といたしましては、路線バス運行に係る赤字補填補助金6,100万円余り、
病院事業会計への補助・繰出金5億100万円余りを増額しております。 次に、議案第23号「大月市
大月短期大学特別会計補正予算(第3号)」につきましては、運営経費などの事業費精査によりまして、600万円余りを減額しております。 次に、議案第24号「大月市
国民健康保険特別会計補正予算(第4号)」につきましては、保険給付費の減額などにより1,000万円を減額しております。 次に、議案第25号「大月市
簡易水道特別会計補正予算(第3号)」につきましては、市営簡水管理経費の増により70万円余りを増額しております。 次に、議案第26号「大月市
下水道特別会計補正予算(第3号)」につきましては、事業執行見込みにより2,800万円余りを減額しております。 次に、議案第27号「大月市
介護保険特別会計補正予算(第4号)」につきましては、保険給付費等の増により4,300万円余りを増額しております。 次に、議案第28号「大月市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)」につきましては、後期高齢者医療広域連合納付金の減により2,200万円余りを減額しております。 次に、議案第29号「大月市
病院事業会計補正予算(第2号)」でありますが、収益的収入につきましては、医業収益の減額により
一般会計からの補助金を増額し、収益的収入総額は700万円余りの減額、収益的支出につきましては、医業費用の減額などにより1億7,200万円余りを減額しております。 資本的収入につきましては、企業債の減額などにより2,300万円余りの減額、資本的支出につきましては、建設改良費などの減額により2,600万円余りを減額しております。 続きまして、その他の案件についてご説明申し上げます。 まず、議案第30号「
大月市外2村
言語障害等通級指導教室設置協議会規約の変更の件」であります。 これは、大月市、小菅村、丹波山村で設置をしております言語障害等通級指導教室を新たに大月東中学校に設置するため、
規約の変更をする必要があることから、地方自治法第252条の6の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。 次に、議案第31号「
地方独立行政法人大月市立中央病院定款の変更の件」であります。 これは、同病院の定款について、床面積などに変更が生じたため、
地方独立行政法人第8条第2項の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。 次に、議案第32号「
地方独立行政法人大月市立中央病院の
中期目標の変更の件」であります。 これは、同病院の
中期目標について、期間などに変更が生じたため、同法第25条第3項の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。 以上が本日提出いたしました案件でありますが、何とぞよろしくご審議の上、ご議決くださいますようお願いを申し上げます。
○議長(
山田善一君) ただいま議題となっております案件のうち、議案第1号「
地方独立行政法人大月市立中央病院への職員の引継ぎに関する
条例制定の件」から議案第7号「大月市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例中改正の件」まで、及び議案第9号「大月市
地方活力向上地域における
固定資産税の不均一課税に関する条例中改正の件」から議案第13号「
大月市立中央病院使用料等徴収条例等廃止の件」まで、並びに議案第30号「
大月市外2村
言語障害等通級指導教室設置協議会規約の変更の件」から議案第32号「
地方独立行政法人大月市立中央病院の
中期目標の変更の件」までに対する質疑は、代表質問及び一般質問終了後を予定しておりますので、ご了承ください。
△議案第8号及び議案第14号から議案第29号まで質疑、付託
○議長(
山田善一君) 次に、ただいま議題となっております案件のうち、議案第8号「
大月市長等の給与の減額に関する条例中改正の件」及び議案第14号「平成31年度大月市
一般会計予算」から議案第29号「平成30年度大月市
病院事業会計補正予算(第2号)」までについて、これより質疑に入ります。 ただいまのところ通告はありません。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
山田善一君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております案件のうち、議案第8号「
大月市長等の給与の減額に関する条例中改正の件」及び議案第22号「平成30年度大月市
一般会計補正予算(第7号)」から議案第29号「平成30年度大月市
病院事業会計補正予算(第2号)」までについては、お手元に配付をいたしました議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託をいたします。
△平成31年度予算審査特別委員会の設置について
○議長(
山田善一君) お諮りをいたします。 ただいま議題となっております案件のうち、議案第14号「平成31年度大月市
一般会計予算」から議案第21号「平成31年度大月市
後期高齢者医療特別会計予算」までについては、13人の委員をもって構成する平成31年度予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
山田善一君) 異議なしと認めます。 よって、議案第14号「平成31年度大月市
一般会計予算」から議案第21号「平成31年度大月市
後期高齢者医療特別会計予算」までについては、13人の委員をもって構成する平成31年度予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決しました。
△予算審査特別委員会委員の選任
○議長(
山田善一君) ただいま設置されました平成31年度予算審査特別委員会の委員については、委員会条例第8条第1項の規定のとおり、お手元に配付をいたしてあります平成31年度予算審査特別委員会の委員名簿のとおり13人の諸君を指名し、選任をいたします。
△散会11時38分
○議長(
山田善一君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 本日はこれにて散会をいたします。 〇本日の会議に付した事件1
会議録署名議員の指名1 会期の決定1 諸般の報告1 議案第1号から議案第32号まで1 平成31年度予算審査特別委員会の設置について1 予算審査特別委員会委員の選任...